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抗がん剤の基礎知識

「2人に1人が何らかのがんを発症する」
と言われている時代になってさえ、やはりがんにはなりたくないし、
大事な人にもがんにはなって欲しくないですよね。
今はまだ、がん=命を奪う恐ろしい病気であることに
変わりはないのですから…。

 

がんは遺伝的素因による影響を強く受ける病気として知られていますが、
実は筆者の家系もがん家系。
祖父は大腸がん、伯母は乳がんと大腸がん、そして母は乳がん…。

 

これは間違いなく自分もがんとお付き合いする羽目になるだろうな、と、
今から覚悟しています(苦笑)。

 

ところで、がんの治療法として広く知られている方法といえば、
やはり「抗がん剤」を使った治療。
抗がん剤単独で治療を行う場合もあれば、
手術と抗がん剤を組み合わせた治療を行う場合もあります。

 

そもそも、なぜ抗がん剤を用いるかといえば、その目的は
「がん細胞の増殖を抑えることや、がん細胞を死滅させる」こと。
他の臓器への転移の可能性がある場合、
がんのしこりを切除する手術だけではがんの芽を摘み取ることはできません。

 

がん細胞は、まるでなんらかの意思を持っているかのように
小賢しい動きをする奴等なので、
リンパや血液の流れに乗って全身に広がる可能性があるんです。

 

そのため、遠隔部位への転移が疑われる場合は、
手術だけではなく抗がん剤の治療を勧められることが多いようです。

抗がん剤を使った治療

主に、がん細胞の増殖を抑えることや、
がん細胞を死滅させることを目的に用いられる「抗がん剤」。

 

今あるしこりを小さくすることが可能な場合もあるため、
手術前に抗がん剤治療を行って
しこり部分を小さくしてから手術を行うケースも多いようです。
筆者の母親も、そのようなパターンで治療しました。

 

これは乳がんに限ったことではありませんが、抗がん剤は数十種類あり、
2〜3種類を組み合わせて使う「多剤併用」が基本となるようです。

 

投与する回数は「クール」や「サイクル」という言葉で表現されます。
例えば「3週間に1回(あるいは4週間に2回)の投与を1クール」とし、
病期(ステージ)に応じてそれを何クール続けるかが決められます。

 

抗がん剤の治療で最も気になるのが副作用の問題ですが…。
結論から言うと、抗がん剤を使うことは
100%身体に良いことばかりではありません。
医師からも事前に説明がありますが、
効果と副作用の両面があることを認識して治療に臨まなければなりません。

 

抗がん剤には、がん細胞の増殖を抑えたり
死滅させたりする効果がありますが、同時に、
正常細胞にもダメージを与えるリスクを伴うのです。

 

とはいえ、がん細胞に比べて正常細胞の方が回復のスピードが早いのだとか。
「3週間に1回」といった具合に投与に間隔を持たせてあるのは、
正常な細胞の回復を待つためなんですね。
正常な細胞が回復した頃合いを見計らって
がん細胞にダメージを与えてだんだん弱らせていく
…というイメージでしょうか。

 

ちなみに、一種類の抗がん剤を使っていると、
がん細胞が抵抗性を獲得して症状が改善されずに
副作用だけが残ってしまう場合がありますが、
多剤併用によってこれを回避することが可能です。

副作用に関する誤解

抗がん剤の副作用というと、
のたうちまわって吐き続けたり、
食欲がなくなってげっそりと?せこけたり…
といったイメージをお持ちの方も多いことでしょう。
筆者も、母が発病するまではそう思っていました。

 

しかし、最近は必ずしもそういった激しい副作用ばかりではないんです。
副作用は、個人差や薬剤の性質、
その抗がん剤との相性によっても違ってきますが、
近年では副作用を抑える薬の開発も飛躍的に進んでいるため、
かつてに比べると患者の負担はかなり軽減されているのだとか。

 

また、毎回、投与する前には白血球の値などをチェックし、
ある基準値よりも白血球の値が低い場合には治療を延期します。

 

あくまでも、「体調をみながら」
慎重に行う治療であることを覚えておいてください。

 

筆者の母の場合は、吐き気や痩せは全くありませんでした。
ただ、ヒドイ味覚障害に悩まされていたようで、
「何を食べても味がよく分からない」と嘆いていましたね。

 

味が分からないという状態を体験したことがないために、
母の気持ちを100%理解してあげることはできなかったのですが、
精神的にかなり鬱っぽくなっていましたよ…。

 

食べ物を美味しく食べられるということは、それだけで
人の気持ちをポジティブにしてくれることなんだと痛感しました。

 

また、脱毛に関しては、完全につるっハゲというよりは、
鳥のヒナみたいな状態になっていましたね。
まつ毛やまゆ毛も抜けます。
毛質が変わってしまうこともあるようで、
母はストレートだったハズが治療後にはやや天パーになっていました(苦笑)