アレルギーの原因はさまざま
花粉症や食物アレルギー、じんましん、アトピー性皮膚炎など、
現代人の多くが悩まされているアレルギー症状。
その原因はさまざまで、
中には明確な原因を特定できない症状もあります。
そもそもアレルギーは、免疫系が過剰に反応している状態。
細菌、ウイルス、花粉など、自分とは異種の蛋白が体内に侵入したり、
体内に抗原物質が生じた場合に起こる反応です。
この免疫反応は、本来は異物から自分の身体を守る上で
非常に大切なものなのですが、
身体にとってそれほど有害ではないものにまで反応してしまう場合があります。
この過剰な反応を指して「アレルギー」と呼ぶのです。
西洋医学では、この過剰なまでの免疫反応を抑えるために
免疫抑制剤を用いるケースが多いのですが、
東洋医学では腸の機能不全に注目します。
腸の血行が悪くなっていると、
身体にとって有害な食べ物を解毒できずに体内に吸収してしまいます。
これが再び血行に乗って血液を汚してしまうことが
アレルギーの原因と考えるのです。
※余談ですが、「アレルギー」という言葉を作ったのは、
オーストリアの医師、クレメンス・フライハー・フォン・ピルケ氏だそうです。
血行とアレルギーの間には深い関係が!
アレルギーは、身体のいたる部分に表れる可能性を秘めています。
…ということは?そう!!
アレルギーと血行は深い関係があるということです。
血液は、全身を流れていますからね…。
東洋医学では、古くから「万病一元血の汚れ」と伝えられていて、
血行と病気は密接につながっていると考えられてきました。
血流をよくするということは、
アレルギーの予防・改善だけでなく、
すべての病気の予防・改善につながるのです。
では、血行に問題があるとなぜアレルギーがひどくなるのか?
それは、血行不良により内臓の機能が低下するからです。
血行が悪いと、各内臓に十分な酸素や栄養を運ぶことができませんよね?
当然、機能も低下してしまいます。
すると、栄養の吸収や老廃物を処理する
“代謝”という機能がダウンしてしまい、身体にとって有害なものを
上手に体内に排出することができなくなってしまうのです。
特に、ストレスが溜まる生活をしている方は要注意!
ストレスは自律神経のバランスを乱して血行を悪くしてしまうので、
アレルギーを誘発しやすいのです。
この現代社会の中で「ストレスを感じるな」と言われても難しいと思いますが、
自分なりのストレス回避法、発散法を見つけて、
なるべく心穏やかな日々を過ごしましょう。
アレルギー、ホルモン、血行の三角関係
アレルギーと血行の関係について紹介してきましたが、
アレルギーの原因を語る上でもう一つ大切なポイントがあります。
それは、副腎皮質ホルモンというホルモンのバランスです。
副腎という臓器から放出されるこのホルモンは、
花粉症やアレルギーと深い関わりがあることで知られています。
身体が自分にとっての異物を除去する反応=
イコール“免疫反応”を司るホルモンでもあるため、
免疫反応に異常がある場合は
このホルモンバランスが崩れている可能性が疑われるようです。
実際、花粉症に悩む方の中には、
このホルモンを分泌する「副腎」が弱っている方も多いのだとか…。
また、ホルモンは血行に乗って全身に運ばれるものですので、
血行が悪くなると当然のことながらホルモンの運搬にも支障が出てきます。
副腎そのものの機能低下と、血行不良、
両方を疑ってみる必要がありそうですね!
関連ページ
- その頭痛、原因は血行に有り??
- 全ての不調は血行不良から?
- 風邪の予防にも血行の促進が効果的◎
- 血行改善でインフルエンザも怖くない!
- EDと血行の関係とは
- アトピーと血行の関係とは
- 慢性じんましんを治したい!
- 手足のしびれと血行不良
- 血行を改善して冷え性を克服!
- 腸の血行を促進して便秘を解消しよう
- 血行を促進して薄毛予防!
- イザ、血行チェック!!
- 血行を促進して内臓を元気にしよう
- 男性の血行改善ポイント
- 血行不良と糖尿病の関係
- 女性の血行改善ポイント
- 血行を促進して歯を健康に
- 耳と血行の関係
- 血行促進で胃腸も快調◎
- 血巡り改善でおなかの調子もよくなる
- 首筋の動脈マッサージで病気予防
- 鼻の血流UPで花粉症も改善♪
- 手の血行改善は全身につながる
- 自律神経による血流コントロール
- 動脈をやわらかくして病気撲滅!
- 血行改善で自然治癒力もUP!?
- 生活習慣病と血行
- 血液の状態は遺伝する?
- 脂質異常症と血液の状態
- 糖尿病と血液の状態
- 血管の病気と性別の関係
- 血行不良と不快症状
- 動脈硬化のメカニズム
- 動脈硬化性疾患と危険因子