血行が悪いと風邪を引きやすい?
冬でも夏でも、「寒いな」「疲れたな」「ダルイな」
…と感じ始めた頃にかかってしまうのが「風邪」。
体質的に風邪を引きにくい方もいますが、
誰でも1度は風邪を引いたことがあるのでは?
鼻水に鼻づまり、頭痛、発熱…と、
とても仕事どころではありませんよね(汗)。
ところで、同じような生活をしているのに
風邪にかかりやすい人と
かかりにくい人がいるのはなぜなのでしょうか?
その鍵となるのが、「血行」です。
血行が悪くなると、身体の各所に熱を運ぶことができなくなり、
体温も下がってしまいます。
血行不良で身体が冷えた状態になると、
免疫力や体内酵素の働きも低下!
ウィルスに対する防衛力が弱まってしまうのです。
つまり、風邪を引きやすいのは、血行が悪くなって
免疫力が低下しているサインと捉えることもできるわけですね!
風邪を引くと発熱することが多いと思いますが、
これは体温を上げて免疫力を高めようとしている証拠!
解熱剤などで無理に体温を下げるのはかえってNGなんですよ☆
※血行不良で免疫力が低下していても、
空気中に風邪のウィルスがなければ風邪はひきません。
例えば南極にはウィルスが存在しないので風邪をひかないそうです。
また、乾燥した空気にはウィルスが散布しやすいので、
適度な加湿を心がけましょう。
風邪の時はお風呂に入っちゃダメなの??
子供の頃、「風邪を引いている時はお風呂に入らないほうが良い」
…ってお母さんに止められた記憶はありませんか?
しかし、実際はお風呂に入って血行を促し、
身体を温めたほうが早く治るんですよ。
なぜなら、身体を温めることで血行が良くなり、
体内酵素の活性もUPするから!
体内酵素とは、栄養を体内に吸収したり代謝したり、
細胞が生まれ変わったりすることを助ける触媒。
酵素が活性化すると白血球の機能もアップしますので、
身体の免疫力も高まります。
つまり、風邪で熱が出るということは、
体内の酵素を活性化させて免疫力を高めようとする機能が
正常に作用しているという証拠なんです。
同様に、お風呂で血行を良くして身体を温めると、
免疫システムが活性化して風邪の治りが早くなるのです。
ただし、湯ざめをしてかえって身体を冷やしてしまった…
…ということでは本末転倒!
湯船から上がったら、身体を冷やさないように
すぐに服を着て床に就きましょう。
風邪には東洋医学が効果的?
風邪の治療ひとつ取ってみても、
東洋医学と西洋医学では治療法が全く異なります。
例えば西洋医学では、風邪による諸症状を
効率よく緩和する薬を処方します。
分かりやすい例で言うと、熱を下げるための解熱剤など。
しかし、こうした薬には、交感神経を刺激して
副交感神経の働きを抑え込んでしまうものが多いため、
血行不良を招く可能性があります。
なぜなら、交感神経が刺激されると
血管が収縮してしまうからです。
血行が悪くなると体温も下がってしまいますから、
身体が風邪のウィルスを戦おうとする
自然な免疫システムの作用を低下させてしまうのです。
その結果、薬が切れるとまた熱が上がったり…
…を繰り返してなかなか治らなくなってしまうというわけ!
その点、東洋医学では、
無理に熱を下げたりすることはしません。
例えば、風邪の時に処方される「解表薬」は、
解熱剤というよりは「発汗剤」。
汗と一緒に邪気を体外に放出するというもので、
“抑え込む”というより、“発散させる”という発想です。
どちらにも一長一短がありますので、
「良し」「悪し」の評価を下すことはできませんが、
色んな治療法を知っておくといざという時に役立ちますよ☆
(個人的には、西洋医学的な治療で
血行を阻害することには抵抗を感じるのですが。。。)
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