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「男性のほうがリスクが高い」ってホント!?

どんな病気にも、かかりやすい人とかかりにくい人がいますよね。
例えば、筆者はまだ一度もインフルエンザにかかったことがありませんが、
夫はすでに4回以上罹患しています。

 

一方、筆者はどんなに食事に気をつけていても
血液検査でコレステロール値の異常を指摘されやすいのですが、
夫は暴飲暴食していても血液検査で異常を指摘されたことがないのです。

 

…このような傾向は、個人の体質にもよりますが、
性別による違いも大きいのだとか。

 

例えば、動脈硬化性疾患(いわゆる血管の病気)は
女性よりも男性のほうがかかりやすいと言われています。
(もっとも、我が家に関して言えば逆のような気もしますが…)

 

男性は、女性に比べて加齢による影響を受けやすく、
45歳を超えると血中コレステロール値に異常が出やすくなります。

 

血管系の病気の発症率は、同じ年代の女性の2〜3倍とも言われますので、
性別による違いは確かに存在していると言えそうです。

 

特に、血管壁から余分なコレステロールを回収する役割を担う
「HDLコレステロール」が低い「低HDLコレステロール血症」は
男性に表れやすいと言われています。

 

これは、それだけ動脈硬化が進みやすいことを示していますので、
男性の方はそれなりの年齢になったら
まめに血液検査を受けることが大切です。

女性ホルモンによる影響とは

では、女性は一生、血管の病気にかかりにくいのでしょうか?

 

実は、残念ながら、55歳を超えた当たりから嬉しくない変化が出始めます。
50〜55歳という年齢は、女性にとっては一つの節目。
女性ホルモンの分泌量が急激に減少して閉経する時期です。

 

この女性ホルモンと血中コレステロールには密接な関係があり、
閉経後に急激に血中コレステロールが上昇する可能性があるのです。

 

女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、
血中のLDLコレステロール値を低下させて
HDLコレステロールを高める働きがあるのですが、
閉経後はこのバランスが崩れてしまうために
血管の病気にかかりやすくなります。

 

例えば、20歳代の女性の平均総コレステロール値は184mmol/?ですが、
50歳代では224 mmol/?にまで上昇しています。

 

そのため、年代別の脂質異常症患者の比率も、
50歳代の後半には男性を抜いて女性のほうが多くなっています。

性別によるリスクの違い

ここまで見てきたように、血管の病気については
性別によってリスクが異なることが分かります。

 

それぞれ、注意すべき年代にさしかかったら、
日頃の生活習慣を見直して改めるべきところは改善すべきです。

 

性別による傾向の違いを比較してみると、
男性は30歳代後半から緩やかに
血中コレステロール値が上昇していくのに対して、
女性は50歳代から急激に数値が上昇していきます。

 

どちらが怖いかといえば…
心の準備ができないうちに脂質異常症になってしまうかもしれないという点で
やはり女性のほうが戸惑いが大きいのではないかと思います。

 

閉経という出来事は、身体にとって大きな変化であるばかりではなく
精神的に不安定になる一要素でもあるため、
この時期は女性にとって一つの試練とも言えるかもしれません。

 

お子さんの独立や、旦那さまの定年など、
周りの環境の変化が伴うケースではなおさらです。

 

もし、みなさんの奥様やお母様がそのような時期にさしかかっている場合は、
どうか精神的にも肉体的にも温かく支えてあげてください。
精神的な安心感が、
重大な血管の病気を予防することにつながることもあります。

 

いつもとちょっと違うな、と感じたら、本人は無理せず、
周りの人は温かくサポートするように心がけたいものです。