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動脈硬化性疾患の危険因子

動脈硬化性疾患とは、簡単に言うと、
動脈硬化が引き金となって発症する疾患です。
具体的には、冠動脈疾患、脳卒中が挙げられるでしょう。
(いわゆる、心筋梗塞や脳梗塞など)

 

要するに、動脈硬化が進んで血管がもろくなり、
血管が詰まったり破れたりして
血液の流れに大きなトラブルを生じる病気です。

 

このような動脈硬化性疾患を引き起こす危険因子として注目されているのが、
「脂質異常症」、「糖尿病」、「高血圧」、「肥満」など。

 

ある程度の年齢になった方なら、
誰しも一つくらいは思い当たる項目ばかりではないでしょうか…。

 

これらの危険因子が重なれば重なるほどに
動脈硬化性疾患が発症するリスクは高まると言われています。

 

確かに、周りを見回してみても、
本当に健康に気を使っている人は一つも当てはまらないですし、
倒れたり入院したりする人は、メタボ体型で糖尿持ち、
「また検診で引っかかっちゃったよ〜」なんて人が多い気がします。

 

ちなみに、これらが重複した状態は、
医療関係者の間では「死の四十奏」とも呼ばれているのだとか…。

 

笑いごとではありませんが、一つでも当てはまる方は注意が必要です。

それぞれの症状は影響し合っている

動脈硬化性疾患の危険因子として、4つの病態をご紹介しました。

 

おそらく、「一つも当てはまらないぜ〜」という方もいれば、
「ヤバい、4つ全部当てハマっちゃったよ〜」という方もいるでしょう。

 

しかし、一番怖いのは
「2つ当てはまっていたけど、まあ、どっちも軽いし大丈夫」
…と、自分の症状を甘く見てしまうケース。

 

一つ一つの病態は軽いとしても、複数の因子が重なれば、
それだけ、動脈硬化性疾患を発症するリスクは確実に高くなります。
いずれの状態も血管が蝕まれている状態ですから、
複数の病態が重なれば重なるほど血管にかかる負担は大きくなるのです。

 

糖尿病の人は、健常者に比べて
約2〜6倍も冠動脈疾患の発症率が高くなりますし
これに高血圧や高LDLコレステロールが加わればさらに危険度は増します。
それぞれの症状が互いに影響し合って
動脈硬化性疾患発症までの道のりを短くしていくのです。

 

危険因子を2つ以上抱えている方は、
症状の程度に関わらず日頃の生活を改善することが求められます。

血管の病気が起こりやすい場所

動脈硬化性疾患というと、やはりメインは脳や心臓の病気となります。

 

でも、なぜ、脳や心臓では血管の病気が起こりやすいのでしょう?

 

それは、24時間365日、休みなく過酷な活動を続けている器官だからです。

 

もちろん、それは脳や心臓に限ったことではありませんが、
「血管にかかる負担の大きさ」という観点から見ると、やはり脳や心臓が圧倒的!
心臓は、大量の血液を高圧で押し出す“ポンプ”のようなものですし、
脳は全身の司令塔。

 

大量の酸素やエネルギーを必要とするため、
送られる血液量も相当なものです。
いずれも、血管は縦横無尽に張り巡らされており、
その分、血管トラブルも起きやすいというわけです。

 

分かりやすい例で言うと、
水道の蛇口につないだホースを見てみると良いでしょう。

 

ものすごい水圧で水を流すと、
ホースはピンと張りつめた(しなった)状態になり、
ちょっと固くなりますよね。
緩やかな水量を流している状態とでは、様子が違います。

 

これを経年変化で比較してみると、
高い水圧を流し続けたホースは、それだけ劣化も速く、
いずれは破れてしまうこともあり得ます。

 

血管もこれと同じこと。
高い血圧にさらされ続ける機会が多い血管は
それだけダメージが大きいのです。