張り巡らされている“管”
私たちの身体の隅々まで“血管”という名の管が張り巡らされていることは、
みなさんもご存知の通り。
しかし、その長さを正確に知っている方は少ないのでは!?
人体の中に張り巡らされている血管をぐぐ〜と伸ばすと、
なんと10万kmにも達するのだとか!
これは、赤道の2.5倍の長さにも相当します。
こんな小さな身体の中にそんな長い管が収納されているなんて、
なんだか信じがたいことですよね(笑)。
この血管ですが、大きく分けると「動脈」、「毛細血管」、「静脈」に分類されます。
理科の授業で習ったと思いますが、…ざっくりと説明すると
動脈:心臓から送り出された血液が通る血管
毛細血管:組織との間で酸素や栄養分、二酸化炭素、老廃物のやり取りを行う血管
静脈:身体の各所から心臓に送り返される血液が通る血管
とりわけ、健康と密接な関わりがあるのは動脈のほうです。
血管も老化する!
「動脈」と一言で言っても、さらに、大動脈と中動脈、細動脈に分かれます。
心臓から送り出された血液は、まず大動脈を通って運ばれ、
その後、中動脈→細動脈へと流れ込みます。
その名の通り、細動脈は細い血管。
血液の圧力によるダメージを受けやすいため、
血流や血圧は自律神経によってコントロールされています。
しかし、これらの血管が老化して硬くなると、柔軟性が失われていきます。
いわゆる、「動脈硬化」と言われる状態ですね。
管の柔軟性が失われるわけですから、そこを通る血液の流れに
なんらかの支障をきたすであろうことは想像に難くありません。
結果的に、高血圧や糖尿病、心疾患(心筋梗塞、狭心症など)、
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)…と、
命に関わる病気を引き起こすことにもなり兼ねないのです。
つまり、血管の老化と健康の間には密接な関係があるということ。
血管の老化をできる限り食い止めることが、
健康の維持につながると言っても過言ではないのです。
血管と血液が健康を左右する
血管の老化は、健康に重大な影響を与えます。
では、どうすれば血管の老化をより緩やかにすることができるのでしょう。
最も有効なのは、適度な運動です。
身体をよく動かしていれば、適度に筋肉がつき、
その筋肉が血管を自然にマッサージしてやわらかくしてくれますので、
血行もスムーズになって全身の健康が保てるのです。
なぜ血行がスムーズになると健康になれるのか?
それは、酸素や栄養分が全身に不足なく行き届くからです。
血管が硬くなって血流が悪くなると、
必要な物を必要な場所に運べませんからね。
肩が凝ったり、頭が痛かったりといった“プチ不調”も、
血流の流れが滞っていることに端を発している場合が多いんですよ。
血管の若さを保ち、血流を正常に保つことは、健康の基本中の基本なのです。
…とはいえ、忙しい毎日の中で、運動の習慣を続けることは難しいもの。
そこでおススメしたいのが、「動脈マッサージ」です。
皮膚の上から動脈をマッサージするだけでも、
血管の柔軟性をUPさせる効果が期待できるんですよ◎
実際、動脈マッサージの効果で高血圧が改善したという報告もあります。
(NHKの「ためしてガッテン」でも紹介されました)
健康効果があるばかりではなく、
リラックス効果や脳トレ効果も期待できるのだとか!
あなたも、今日から「動脈マッサージ」を始めてみませんか?
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